2012年01月21日
会長挨拶
会長 川上 勝
これまで、大島高校野球部には後援会組織がなく、幾度となく会を立ち上げるという試みはありましたが、中々うまくいかず、現在に至っておりました。
今回、若い世代のOBが中心となって「安陵球児会」を発足する運びとなりました。本会は、会員相互の親睦を諮り、大高野球部に対する協力や援助を目的としております。
さて、大島高校野球部の歴史を振り返ってみますと、大島中学時代の大正13年にまでさかのぼります。当時は、ハイカラ青年たちが硬式ボールを握り、空き地などを利用してキャッチボールをするなど社会人が主流だったようです。 しかし、用具の維持管理が難しくなり、大島中学校へ売却したことで、同校の野球部が誕生したと聞いております。野球部発足のメンバーの中には、プロ野球チーム、大洋球団の監督を務めた方や、オール台湾代表などの名プレーヤーなどが輩出されています。
今年で創部84年目を迎えますが、当時は硬式ボールで野球をしていたようです。いつ頃から軟式に変わったのか記憶が定かではありません。私たちの時代(昭和30年から同32年)は、中学生も高校生も社会人と一緒になって旧名瀬市の大会に参加して、野球を楽しみ頑張っておりました。それから同38年、県大会でコールド負けを喫し、それを糧にして翌39年、「久松兄弟」らを擁して県大会で、初優勝を飾りました。 この年は小倉で行なわれた九州大会でも見事準優勝を果たしたのです。また、翌年には2年連続優勝の快挙を成し遂げました。
硬式野球部が同47年に誕生し、甲子園の道が開けました。甲子園出場の夢を追い、県大会における後輩たちの戦いに、一喜一憂しております。春や秋の大会でのベスト4は、過去2回ありますが、夏は平成5年のベスト8が最高成績です。今後大島高校野球部の皆さんには、安陵魂を発揮し、更にこれを上回るように頑張ってもらいたいものです。
この発足を機に、当会の先人たちが築き上げてきた良き伝統を引き継ぎ、更なる飛躍ができるように、今後とも皆様のご支援をお願い申し上げ挨拶といたします。
Posted by 野球人 at 14:44│Comments(0)
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